明日から始めるリサイクルショップ最新レポート

Iさんがレコード社に入ったのも無論、レコードに惚れ込んでいるからである。現在、レコードとCDの扱い割合は八割・二割で、やはりレコードが圧倒している。売れ筋の価格帯は平均二千円土二千円。これまででもっとも高額だったのは、Iさんが扱った中ではザービートルズの最初の写真集付きLP(初回プレスの限定盤)で、一枚三万円だった。在庫は、本店だけでシングルレコードが約二万枚、LPが一万枚ほどで、CDは五千枚弱。ジャンル別では、ロック、ジャズ、ボーカルといったポピュラー系が一番多くて四割強、歌謡曲が三割、クラシックが二割弱、その他が約一割となっている。が、この商品構成割合はその時々によって、大量に入荷したりするので、当然少しずつ変わってくる。そして、これが店の特徴であり、若者から年輩者までという幅広い年齢層の顧客に受ける強みにもなっているのだが、レコード社では特別に専門のジャンルは設けておらず、持ち込まれたものはすべて買い取る、という基本姿勢を貫いている。これは、系列の富士レコードも含めて全九店(都内六店、神奈川県二店、千葉・津田沼一店)の昔からの一貫した基本方針である。ジャンル別の“その他”の内訳を見れば明らかで、ここには民謡や浪曲、落語、邦楽関係、スポーツードキュメント、記録ものなどが含まれる。だから要は、ジャンルに関係なく、そのレコードが売れるか売れないか、粗利益率が取れるかどうかが、当然ながら買い付けの基準となる。リサイクルショップを始めるにあたって、このような事を頭に入れておくように。

メニュー

当サイトについて