金利水準も、為替レートに大きな影響を及ぼします。たとえば、アメリカの金利水準が日本より高ければ、円でドルを買ってアメリカで預金したり、アメリカの債券を買ったりしたほうが日本でお金を運用しているより大きな利益を得ることができます。だから今、日本では外貨預金がこれほど脚光を浴びているのです。銀行にお金を預けるとき、少しでも金利の高いところに預けたいという気持ちは、世界中のどの国の人でも同じことです。だから、たとえばアメリカの金利が高ければ、自分のもっているお金をアメリカで運用しようとする人が増え、海外からたくさんのお金が流入してくることになります。
外貨預金のじぶん銀行オフィシャルサイト
http://www.jibunbank.co.jp/pc/guidance/service/foreign_deposit/
たとえば日本の個人や会社が、「アメリカの金利が高い。アメリカでお金を運用しよう」と考えた場合は、円を米ドルに替えなければなりません。すると当然、ドルの需要が高くなり、ドルが上がって円が安くなるのです。これは円だけのことではなく、ほかの、金利が低い国の通貨も同じことです。しかしその結果、ドル高が進んで、円が安くなると、円をドルに替えるときに目減りしてしまいます。一米ドル八〇円の「ドル安・円高」のときには、一〇五万円は一万二五〇〇米ドルですが、一米ドル一五〇円の「ドル高・円安」のときには一〇五万円は六六六六米ドルで、いくら金利が良くても、同じお金で半分程度のドルしか買えないのであれば逆に損をしてしまいます。まさに、外貨預金の鉄則は「円高で始めて、円安で円に替えよ」なのです。だから、「ドル高・円安」が進めば、日本からアメリカヘの資金の移動はなくなり、ドルの需要も止まります。そこで為替レートは、また均衡を保つように動くのです。